コメッセージ No.51
稲の方は今(8月1日現在)出穂の真っ最中、5日頃には出穂揃いになりそうですが、これからの開花期の間ぜひとも好天が欲しい!
それにしても本当に天気には泣かされます。
昨年9月に播種した秋小麦は先月下旬が刈り取り適期だったのですが大雨と長雨のの中で穂発芽が多発、そのため価格が二束三文となって一年がかりの苦労が水泡に帰した農家もかなりあったことと思います。
被害に遭った方々にはお見舞いを申しあげます。
かく言う私のところでも小豆が水浸しになって、今少しずつ病害がでてきているところです。
心配?....まぁ、いくら心配したところでもうどうしようもない、なるようにしかならんのです。
心配?といえば50号で案内しました全国と北海道合同のアイガモ水稲会現地見学会が当ファームで行われた件ですが、7月15日どうやら無事終了いたしました。
遠くは九州、四国からの参加もあって北海道や私のところのアイガモ農法について、つっこんだ質問がいっぱいあったのですが、地域、風土、環境、それぞれの取り組み姿勢の違いはあれどアイガモという共通項でくくられた農家同士の連帯感....を感じさせてくれた一日となりました。
要は「好きものの集まり?」ということなのでしょうか。かなり年輩の方もいらっしゃいましたが、その米づくり対する情熱とこだわりには感服いたします。
私も彼らぐらいの歳(60歳台)までその「心~百姓魂」を持ち続けられるだろうか。 .....と、ここで一首 すこやかな カモと遊べし 老農に 我ゆく未来(さきの)標(しるべ)を見たり あぁ、いよいよカモ捕りごんべぇの世界に入ってしまったかなぁ....。
さて話は変わらずまたカモのことですが、先月28日に田よりひきあげました。
全部で75羽、ヒナで死亡8羽、行方不明15羽、田んぼで死亡2羽、計100羽で計算上は合いました。
そこで問題の15羽ですが.....見つかりました、それもヒナのままの姿で。
そんなばかなと思われるでしょうが、実は15日の見学会の数日後ヒナの飼育場の後かたづけしていたところ、床下から干からびてはいたもののふさふさした羽毛そのままに15羽そろって出てきたのです。
本当にびっくりしましたが、床の木枠と地面の間に一カ所ほんの2~3cmの隙間があって、そこからもぐりこんだらしのです。
よく小さな子供がとんでもない狭い空間に挟まって、レスキュー隊を呼んだなんてことを聞きますが、まさにそれで全く信じられないようなものです。
来年はこんなことのないように気をつけたいとは思いますが、小さなヒナ達には申し訳なくかわいそうなことをしたと悔やんでおります。
ところで夏真っ盛りの今、当ファームでも例年のようにいろいろな作物ができつつありますが 、じゃがいも(男爵、メークィン、キタアカリ)、かぼちゃ(ほっこりえびす、とっておき)スィートコーン(ピーターコーン)、えだまめ等 、お盆明けより順次収穫できそうですのでご用命ください。
それから今月27日(日曜日)、昨年と同様長沼町において収穫交歓会開かれます。いも堀り、飲食、種々のイベント、出店(私も出します)など楽しめる企画がいっぱいですので、どうぞいらしてください。
詳しくはパンフレットをご覧になるか、中小企業家同友会(011-611-3411)までお問い合わせください。
投稿者:taka-farm