コメッセージ 193号 2012年 06月号
一つ目は今年2年ぶりに『アイガモ農法』を復活させます。
2年間休んだ理由は一昨昨年(平成21年)のイモチ病の大発生を受けて、その対策で翌年(22年)どうしても殺菌剤を散布しなければならず、カモ君たちの本田放飼が難しかったからでした。
幸いその年(22年)は好天に恵まれてイモチの発生は無く本当に安堵したものです。
それから昨年(23年)もできなかったわけは、堤防の強化工事のためそれまでカモ君たちのヒナの時と、田から引き上げて来たときに飼育場として使っていた場所がほぼすべて国(開発局)に収用されてしまったからです。
で、2年ぶりに新しく飼育場をあつらえたわけですが、これがなかなかたいへんで、まずは前の様子を参考に改善を加えつつビニールハウスを建て、カモ君たちのいこいの池の掘削、電気柵や外敵侵入防止ネットの設置などなど....、春の多忙な時期に3日間ほども時間をとられてしまいました。
なにぶん新しい場所だけに以前とは違った工夫なんかも必要ですし、万難を排さなければなりませんから、とりあえず今年は60羽から始めようと思います。
これは平成8年、初めてアイガモ農法に挑戦したときに導入した数といっしょで、自分自身初心に返って一からのスタートという気持ちからそういたしました。
当然数も少ないので作付け面積は少なくなりますが、アイガモ農法米については今までの三分の一程度の数量限定ということでお願いしなければならないでしょう。
ご迷惑をおかけする方、ご不満の方もいらっしゃると思いますがどうかご理解をいただきたく思います。
ヒナは6月6日に到着、本田放飼は20日すぎですので皆さん見に来てくださいね。
もうひとつは『農産物直売所ふらり』の営業開始です。 今年は6月9日(土)11:00の開店で昨年同様11月までの週2日土日、祝日のみの営業とし「頼りになる町のお米屋さん」よろしくお米の専門店として今人気急上昇の道産米のエース"ゆめぴりか"(当ファーム名...ふらりオリジナル、ふらりスペシャル)を大々的に売り出そうと思います。
あとは自家産米使用のおにぎりと品数は決して多くありませんが家内が丹精込めて育てた季節の野菜類、一部加工品なども仕入れて販売いたしますのでよろしくお願いいたします。 そしてそこを起点ににして毎週日曜日午後1:00からあぜみち散歩を行います。
アイガモ君たちの田を泳ぎ回って活躍する姿が見られることでしょう。
時系列で一週間おきぐらいで観察すると稲の生長とカモの成長の様子がどんどん変わって行くのがより良くわかってもらえると思うので、時間の取れる方はぜひ参加してみてください。
今回のコメッセージはお知らせばかりになりましたが、これを書いている今(5月31日深夜)田植えが終わってホッとしているところです。
昨年みたいなみっともないあぜ道での息子とのケンカは無かったものの、早朝4時ぐらいになるとすでに明るくなっきた外の気配と、いつ起き出して田植えに行くのか寝ている息子の気配についつい耳をそばだててしまい、目が冴えてしまいもう寝られたものではありません。
もう少しゆう~ったり構えたオヤジにならないと......イカンと思います、健康のためにも。
投稿者:taka-farm