コメッセージ 222号 2014年11月号
それにしてもクライマックスシリーズのファイナルステージ、しかも最後の6試合目でソフトバンクに負けるなんて....なんとも罪作りな負け方でしたね。
前日は野球解説者も「勢いのある日ハムが有利でしょう....」なんて言うものだからなおさらそんな気分になって、日本シリーズ終了までもうちょっとの間、楽しませてくれるだろうって思ってたのに残念でしかたありません。
もっとも、勝率5割ちょいのやっと3位で1位のソフトバンクに逆転勝ちしちゃったらかなり申し訳ないような気持ちにもなりますけどね。
でも今年は今まで名前も聞いたことのなかったような、投手にしても野手にしてもずいぶん若手の選手が活躍し台頭してきました。
ドラフト上位で脚光を浴びて入団したNやOは素質もあって、育て方を間違わないかぎり、それなりの活躍は期待できもしようが、3、4,5番手以降になるとまずほとんど記憶に残りませんし、そのまま消え去ってしまう。
厳しいプロの世界とは言えこの状態で若手が育ってくれたら、日ハムも来季以降の良い成績が期待できそうです。
当ファームもほぼ外の農作業が一段落し、野球と同じように来たるべく来季へ向けての営農計画を立てて方向付けしなければなりません。
そのカギとなるのはやはり若手の後継者、息子の良平の存在であり、彼の考え方だと思います。
大学卒業後就農して4年、この頃は経営感覚はまだ未知数ながら自分で考えて行動し、一通りの米作り作業はこなせるようになってきたと感じます。
また小っちゃな取り組みですが加工トマトを栽培し、それからジャムを製造、販売したり、同じく洋菓子屋と提携してコメ粉ロールケーキの製造、販売を手がけたり原木シイタケづくりに挑戦するなど、新規事業に前向きな一面も見えてきました。
この年代はいろんなことにチャレンジして多少の失敗は逆に肥やしになる世代です。
かく言う私もいよいよ今年から市の商工会が企画主導する赤毛米の販売の一端を担うことになり、赤毛の生産、精米、箱詰め作業などを請け負うことになりました。
昨年おっかなびっくり栽培に初挑戦したものが、今年から本格販売(数量限定、赤毛450g、北広島産ゆめぴりか2kg、同じくななつぼし2kgとのセットで10月30日より市内3カ所にて販売)できることになったのです。
農業生産団体ではなく商工会の発想、企画で町興しの素材に赤毛を頂いたことにまずは驚きと感謝の念を抱かずにはいられません。
私自身、赤毛を販売すること自体到底無理だろうと思っていましたし、種まきから収穫までの過程でややもすると忘れがちになる米作りへの誇りが再確認できたのですから。
年寄りはさておき若者達が自ら誇りをもって事にあたれば、人生において必ずや良い果実を得られるにちがいないのです。
投稿者:taka-farm