コメッセージ266号 2018年7月号
トクトクトク.....っとコップに注いで、フーッ.......とのどに流し込む。
う~む....うまいな!.....まずまずのできじゃないか....というのが先月20日より発売になった今年2年目の明治のお米「赤毛」で造った日本酒「久蔵翁」を飲んでの率直な感想でした。
原料の赤毛を生産、供給している当事者としての評価が手前味噌になってしまうことをお許し願いたいわけですが、先月6月にもなるとハウスものの野菜類なども穫れてきて、それらを使った料理をつまみに野良仕事を終えての一杯は格別、しかも自分の田んぼからの恵みの一滴と思えば
本当に心から美味しいなとも思うのです。
それにしても先月は天候が極端でしたよね。
田植え後、バカ暑で干ばつ、田んぼは水があるだけまだいいのですが、種まき後の畑はカラカラでほこりが舞い一雨ほしい!!!っとどれほど思ったことか。
ところがそれもつかの間、今度は一転して4月に戻ったかのような寒さと雨にさらされ、移植のとうきびなんかはすっかり色さめて黄色くなってしまいました。
そんなあんばいで、当初調子よかった稲の作柄もここに来て黄色信号がともりはじめたようです。
冷害の心配が頭をよぎりつつも、寒さにはめっぽう強いことになっている赤毛なので酒だけは来年もきっと大丈夫だろうなんてことを思いつつ「久蔵翁」をいただいております。
ところでサッカーのワールドカップ、日本は予選をからくも通過し決勝トーナメントに望むことになりましたね(6月末時点)。
日本は世界ランク60位以下とのことですが16強の一角に食い込みました。
まだ途中経過上にあるのでなんとも言えないですが、考えてみると常連のイタリア、オランダあたりが出場してないということもあって、素直に16強を喜んでいいもんだか......でも35℃を越える暑さのなか90分走り戦うというその体力、そして目まぐるしく変わる攻守交代やパスまわしにおける瞬時の判断力など、常人には想像を超えたなかでの16強ですから、選手の方々には改めて大拍手を送りたいと思います。
それと開催直前の監督交代には驚かされたうえに、さらに30歳を越えるようなベテランおっさん(と呼ばれる)が多く招集されたチームの上出来の結果で“楽しみ”と“元気”を日本中に提供してくれていることに“ありがとう”と言いたいです。
ポーランド戦についてはいろいろな意見があり、試合をライブ観戦していた私もその時は納得しがたい部分もありましたが、楽しみを繋いでくれた監督、選手達にはベルギー相手にその分も補って余りある健闘をお願いしたいものです。
それにしてもロシアというとついシベリアなどを思い浮かべ遠くて寒い国というイメージだったのだけど、大陸だけにサッカー会場のある内陸の地方は夏はけっこう暑いようですね。
よくよく考えてみればワールドカップをやっているのはヨーロッパ寄りの西部だけれども、稚内のちょっと北にいけばロシアのサハリン(樺太)でほんとの隣国なんですよね
北方領土問題も絡んでとっつきにくいイメージだけど隣国でワールドカップやってるんだ.....かつて隣国、韓国と共催したことを思えばロシアとやったってよかったかも?....なんて「久蔵翁」をいただきつつ妄想気味の私ですが今度はウオッカでも楽しんでみましょうか。
投稿者:taka-farm