コメッセージ301号 2021年6月号
「こちらはNTTです、お客様のおかけになった電話はただ今大変混み合っておりますので、しばらく経ってからまたおかけください」........この言葉を何十回と聞いたことか。
先月号でコロナワクチン接種の案内が届いたことは書きましたが、これまでの先行地域の様子ではネットにしても電話にしても全然繫がらないとのこと.....予約の案内が届いたのだから多少遅れても受付はしてもらえるんだろう.....とのんびり構えて予約開始当日の9時ちょっと過ぎ、スマホからQRコードでアクセスするも想定したとおり繫がらずお昼、仕事休みの間に再びスマホからアクセスするもやはりダメ、そして夕方に再々挑戦したものの今度は非情にも受付は終了しましたの画面...エッ!..ナニッ!.....こりゃほんとにウカウカできんぞ。
翌日からは電話による申し込みに切り替え仕事中も休み休みスマホから受付電話番号に繰り返しかけましたが、これまた冒頭の案内が返ってくるのみで2日目は20数回全滅。
3日目、この日もどうせダメもととばかり仕事中も休み中も20数回手当たり次第にかけまくったら、ななっなんと田んぼの畦の上で繋がったではありませんか。
思わず「えーっ、この電話繋がることがあるんだ」とオペレーターの人に言ってしまったのですがすぐに天国から一気に地獄とはまさにこのことでないかと思えることが起きてしまいました。
オペレーター曰く「まず、案内状をご覧いただき本人氏名の上にある接種券番号をお知らせ下さい」......うっ、えっ....今持ってない.....そうです代掻きした田んぼの畦で寄ってきた浮遊ワラや根の残渣物をレーキで引き上げる仕事中で汚れるためそんな大事なものなんて持ってきてなかったのでした。
今考えてみれば番号ぐらい控えておけば良かったのにと思いますが、なにせ繋がるはずないだろうとタカをくくってしまっていたものですからハナから持っていなかったわけです。
「それでは受付できません」とつれない答えに明らかに非はこちらにあるので二言三言愚痴を言って電話を切った次第となりましたが、気を取り直すのに多少の時間を要することになりました。
4日目、案内状を車に置いて繋がればすぐに駆けつけられるようにしながら電話すること10数回、やはりダメかと思いつつ昼に食事に帰宅したおり案内状を目の前に置いて事務所からかけると、予想に反して運がいいのか二日続けて繋がったではありませんか。
昨日は繋がったけれども番号がわからずダメだった事を話すとオペレーター曰く「昨日そんな方が一人いらっしゃった」と.....「う~む、ひょっとしてそれは私かも」なんていう会話のあとスムーズに受付は終了し一回目の接種予約は完了できました。
でも高齢者相手にもしモンスタークレーマーみたいな人に当たったら二言三言どころか延々と文句を並べ立てられて受付係もさぞ大変だろうなと察するところですが、今回の顛末で一つだけ良かったと思えたのは私と話したオペレーターの方は事務的な感じではなく和んだ雰囲気で会話できたということで、前日の言いようのない悔しさ、憤りをぶり返すことなく受付を済ますことができたことでしょうか....それにしても各自治体の仕事とはいえこれからの輸入に頼る外国製ワクチン本格接種は地方丸投げで首相の言うように進行できるのだろうか?
投稿者:taka-farm