コメッセージ347号 2025年4月号
4月になって日の長さを感じられるようになって来ましたが、先月は度々雪が降ったり気温の低い日が多かったりでなかなか雪解けが進まず土の乾きも悪いことから、結局はほぼ例年並みの農作業の始まりになりそうです。
5人の孫達はそれぞれ入学、進級などまだまだこれからという人生の中でもひとつの節目を迎えているところですが、私達大人の方は一年ごとに繰り返してきた作物を育て収穫するという言わば大きなくくりで言うといつも通りと言えばいつも通りの生産活動のスタートに立つわけです。
ただ今年の場合、いつもとは大きく違うことがありこの秋9月から10月にかけての収穫に多大な影響を及ぼすと見られる春耕期の天候がその新たなスタートに味方してくれるかどうか......
がいつもの春とは格段に重みが違うように思われます。
実は1月の344号で記したように今春から7ha(100m×100m×7)の農地が増えることになって、冬からの作付計画をいよいよ実行に移す段階が近づいて来ているわけですが、雪解けの進み具合や降雨の多寡、土壌の透水性などによって土の乾きの状態が極端に変わってしまいます。
社長の考えでは本年、まずは乾田直播きの飼料米に挑戦して現在のほぼメインである水田稲作との作業の競合を極力避けるハラのつもりのようですが事は天気次第、うまくいくかどうか...?
耕起(荒起こし)したあときれいに砕土(細かく砕くこと)し整地(田畑の表面の凸凹をなくす)し、その後種まき、覆土鎮圧(種に土をかけ上から押さえつけ乾かないようにする)......これらの行程を天気のいいうちに一気に片付けてしまわなくてはなりません。
作業の途中で雨に降られようものなら最悪で絶対に避けなくてはなりませんし、10月の早霜までに成熟させることを考えると条件が整うまでいつまでも待つというわけにもいきません。
これらは難しいですが、でも決して不可能と言うことでもありません.....まずはてるてる坊主に願掛けでもして今年のスタートを見守ってもらいましょうか。
ところで皆さんの中で札幌市南区のノースサファリサッポロに行かれた方も多くいらっしゃることと思いますが、昨年ぐらいから違法に作られた施設で営業していたとして問題となり、事業者側ではすでに営業を止め閉園することを決めたとのこと、なんともお粗末な話ではあります。
しかし何で20年近くも無許可で営業できたの......そもそも皆さんは土地が様々に色分けされていることなんか考えたこともありませんよね......土地にはそれぞれ用途に応じて細かく色分けされておりサファリの当該地は市街化調整区域で勝手に建物や施設は作られないのです。
無秩序な乱開発を防いで良好な自然や生活の環境を守って行きましょうという趣旨だとは思いますが、それにしても行政の失態にはただ唖然とするばかり、いったいどんな指導だったの?
私もかつて直売所を建てるに当たって自分の土地で自分の生産した農産物を売るのに市の許可をとろうとしたら、そこは市街化調整区域内農地ですからダメと言われたことがあります。
幸いにその頃たまたま国がグリーンツーリズム法を制定したことによって合法的に建設出来たのですが、今、無許可営業をしていたらさぞ肩身の狭い思いを引きずることになったでしょう。 今回の農地は亡き叔父の心根の場でもあり彼の国から許可をもらえるようにしましょう。
投稿者:高嶋浩一


















