コメッセージ351号 2025年8月号
「おい、今週も暑さが続きそうだけどとうきび来週までもたんかもしれん、どうするや?…….」と、とうきび収穫が私の役目になっていることから家内や息子に問いかけます。
7月19、20日と当ファームの直売所ふらりで今季初めてとうきびを販売したのですが、当初の計画では翌週の26、27の二週にわたって延べ4日間で400本弱を販売する予定だったのです。
しかし猛暑日(35℃)にならんとする気温が続くという天気予報を聞くにつけ、このままでは暑さで実入りが進み過ぎ売り物にならなくなるかもしれない……という心配がされる事態になって20日(日)のふらり閉店後、冒頭のような話がされたわけです。
以前私が経営の主体の時はこれほどの熱い夏など無く、とうきびの旬と言えば8月のお盆を挟んだ前後から9月、そして10月の初め頃で、ここ北海道では秋の気配が漂う頃からまさに稲の収穫の始まるころだったように思います。
気温も下がり実入りがじわじわと進みますから収穫も多少の余裕がありますので、当然、うちの農場のようにスーパーなど大口の契約でなく個人向け少量生産で販売している者にとってそれほど慌てて販売先をどうするか考えなくてもなんとかなって来たのだと思います。
しかし予想をはるかに越えた温暖化(暑熱化)はそれこそ想定外の対応を迫るようになりました。
少ない数とはいっても100本、200本、丹精込めて作ったのを収穫せずに販売する機会を逸して畑の肥やしにするのは、いかにももったいなく情けなく残念の極みでしょう。
ところで先の参議院選挙ですがとうとう昨年の衆議院選挙に続き自民公明の連立与党が過半数を割り込んで、すわっ!こりゃいよいよ政権交代か?.....と思いきやこれまでの多弱野党と言われた姿をさらにバージョンアップするように新興政党も加わって正に十(百)華繚乱の様相。
芯になる政党もなさそうでとても自公少数与党を越えるような連立はできそうもありません。
それにしても近年の選挙は知名度のない既存の小政党だろうが新興政党だろうがSNSによる情報の発信、拡散に長けたところの勢いが凄いですね。
多少フェイクっぽくてもどんどん広がっていくうちに何か本当っぽくなってしまう。
受け狙いの心地良いフレーズが狙った特定の層に届けばそこだけゴッソリ得票してしまう。
新聞、テレビとは違ってSNSは自分から欲しい情報にアクセスできます⇒自然と自分好みの情報に接する機会が増えます⇒多方面(特に反対方面)からの情報が少なくなります⇒自分の考えが他の人々と一緒だと思えるようになる......いつの間にかSNSに染められ染まってしまう?
で、話は戻って若き社長の「じゃ今回は21日の月曜も海の日で休日だから特別にとうきびだけ売るためにふらり開けよう」との提案に思わず私は「日曜の晩に決めて普段閉店の月曜にとうきび売るだけのために開店、営業するのか?....そりゃ無理だろう」と返したのですが、「いや、まぁインスタグラムで今晩告知すればまだ間に合うだろう」と言うので結局、社長の提案通りやることになり、翌朝猜疑心と不安の中でとうきび穫りをしたという次第だったのです....が、が、がーん、開店時には何人ものお客様が待っているではありませんか。 「おぉ!、SNSたいしたもんだわ!」と今時の情報伝達拡散ツールに改めて、恐るべし!!!!!
投稿者:高嶋浩一


















