コメッセージ No.41
先月平年よりも2週間以上も早く稲刈りが終わりました。
春からまずこんなことは予想だにできないことだったけれども、どうも最近よく言われている地球温暖化の影響でしょうか?、冬も暖冬傾向だし夏はバカ暑で、私たちの感覚でもどこか狂っているように思えますが皆さんはどう思います。
それで今年の「でき」なのですが40号で作況指数109で豊作だと書きましたが実収量はかなり少なく、私のところなど「ほしのゆめ」は平年作いくかどうかと言った感じです。
そして作付け割合もほしのゆめが8割ぐらいありますので豊作感はどこかへ吹っ飛んでしまいました。
さらにきらら、ゆきひかりにはあまり見られないカメムシの蝕害もひどく、やはり虫もおいしいのを選んで食べるのかな…なんて思いますが、皆さんのお手元に届く品物、例年の数倍黒っぽい米粒が混ざっているのがわかるでしょう。
カメムシだけでなく籾に雑菌が侵入して黒くなる場合もありますが、どうもほしのゆめはおいしいけれども作りづらい稲ではあります。
色彩選別機でそうした黒い粒を取ってはいますが取りきれないのです。
決してそれらが毒だとか体に悪いとかいったことはありませんので心配せずに召し上がって下さい。
あぁ、そうそう、ところで肝心の食味はどうでしょうか………自分でいうのも何ですけど、今年はたぶん昨年産米よりはいいんじゃないかと思いますが……。
話しは変わって39号で触れました住宅新築の件ですが、9月末をもって無事落成いたしました。
それでこのメッセージは新しい家の事務室にて作成しているのですが、まだ引っ越し荷物も運んでおらず机2つといす1つ、そしてパソコンだけの極めてガランとした状態で殺風景の極みです。
忙しい時でもあり容易ではありませんがなるべく早く引っ越し済ませたいものと思っています。
それにしても家は建ったけれど…………も…………お父さんは辛い。
夢がかなった妻の満足顔と子ども達のはしゃぎようの間で「うんうん、よかよか、 これが家族だ、これが幸せだ、これが平和だ!」といささかもぐらつくことなんかないようなふりをして、顔のひきつりを笑いで包んでお父さんの威厳をかろうじて保っている「私」なのです。
またまた話しは変わって、先月27日にHBCテレビの番組ビタミン‘H’でタカシマファームがとりあげられ生中継がありました。
58羽のアイガモ達と、私とリポーターの「加藤」君が映ったのですがご覧になった方はいらっしゃいますか。
3カットで正味7~8分の短い時間でしたがとてもおもしろく、そして加藤君との会話ではとても緊張しました。
内容はほしのゆめ、きらら、ゆきひかりの品種特性、アイガモ農法米の食味、ご飯を美味しく炊く方法、お米の良い貯蔵法などですが、時間の制約や放送につきものの「やらせ」とかで言いたいことの 1/10も言えませんでした。
マスコミ放送の見えない部分の大きさに注意しなくてはならないなと思った次第です。
投稿者:taka-farm