コメッセージ No.54
ここでちょっと当ファームで販売以外の作物(主に自然に生えているものなど)で日々の食生活を豊かにし、フレッシュにしてくれるものを考えてみました。
早春のふきのとうに始まって根わさび、ワラビ、ウド、タケノコ、フキ、あさずき、セリ、らくよう、しめじなどのキノコ類、グスベリ、ブルーベリー、ぶどう、ハスカップ、クリ、クルミ、ナシ、リンゴ....とずいぶんありますが、それに加えて家庭菜園でめずらしいものとしては「さつまいも」があります。
これは父が苗を取り寄せて作ったもので10月29日、今春の田植え体験交流会に参加された方々をお招きして、収穫したお米をお渡しするとともにいもとカボチャのだんご作りとお汁粉を楽しむ会を催した際に、落ち葉を集めて焚いてやきいもにして食べました。
大人も童心に帰って楽しいひとときとなりました。
こうしたものは本当に旬の中の旬でしか味わうことのできないものですが、それ故に食卓に大きな彩りを添えてくれます。
現代は年がら年中、何でも手に入れ口にすることができますが、改めて「旬」が「食」は自然のなかの一部であることを教えてくれるのです。
ところでその「旬」を自然のエネルギーでコントロールする方法として、氷室の利用を考えていたことはコメッセージNo.46で述べましたが、3月に貯めた雪がいつまで保つかの実験は見事に失敗してしまいました。
8月まで保てばという淡い期待は6月末でそれこそ雪とともに消えてしまいました。これはやはり断熱が不十分、特に地下断熱が十分でないことの要因が大きいと思われます。
雪はやっかいもの扱いされがちですが、省エネ、パーシャルの分野での利用価値は素晴らしいものがあります。
しかしそれを個人あるいは少人数のレベルで利用するには技術的にも、経済的にもまだ難しい面がありそうですが、作物への付加価値をつけるのには最適な手段ですので今後とも勉強していくつもりです。
それとちょっと難し(むずかし)ついでにもう一つ....それは父の老後?の楽しみのためのプラスチックのハウスのことなのですが...60坪ほどのハウスを9月に建設しました。
前述のやきいもを楽しんだ時にも利用させてもらいましたが、父の曰くこのハウスで好きなものを作って友達に分けてやるんだ、とのこと。冬の暖房には鋳物のストーブで薪を焚いてと早々に買ってしまったようで、私のやっぱり石油ボイラーの方が楽じゃないのというのにはとんと耳を貸しません。
薪は家の周囲にある防風林の間伐材がけっこうありますのでなんとかなりますが、普段から「もったいない」を実践している父の面目躍如?でしょうか。
それで何を作るのさと問えば....バナナにパイナップル!?...うっそぉ~っ....。 さつまいもをつくったぐらいの父だから...ひょっとしてひょっとするかも.....。 72歳の頑固さはいささか気にもなりますが、今問題の介護保険のお世話になることなく自分の好きなことをして達者で、健康でいてくれればそれにこしたことはない...と難しく考えないで納得するしかないですね。
ところでアイガモ君達は最近の寒さのおかげで食欲旺盛、9月までの残暑の頃はのそ~っとしていたのに今はまるまるプックリ、元気いっぱいでガーガー鳴いています。
残念ながら今月末には肉に解体処理しますが、例年のようにお肉の購入希望の方には一羽2,200円でお分けいたしますのでお申し出ください。
またこれからもち米のシーズンとなります。
品種は、はくちょうもちで除草剤は2回使用しておりますが、本田での化学的な殺虫、殺菌剤は使用しておりません。
2,5,10kgの3パック用意しておりますのでぜひご利用ください。
投稿者:taka-farm