コメッセージ 156号 2009年 05月号
・・・・白地に黒のペンキで看板に書きます。
直売店「ふらり」の入り口に立てる看板の制作をして4月30日の早朝に設置しました。
家内の友季子ともいろいろ相談して決定したことですが、今年は開店を昨年の5月1日から一ヶ月あまり遅らせることにしたのです。
昨年はとにかく気がはやったとでも申しましょうか、人出が多くなり車の通行量が大幅に増加するゴールデンウィークに店を開けずしてどうする?てな感じで、私の独断先行でスタートしたというのが実態でした。
たしかにすごい車の数です!!。
信号で一時的に切れることはあっても車は留まることなく流れていきます・・・・無情にもふらりの前を・・・・。
乗っている人の様子を観ると、ちらっとはふらりの方を見るのですがスピードを落とさずそのまま走り去ってしまいます。
早い速度だと国道からはちょっと入りずらい感じもあるのですが、やっぱり一番の原因はまだ認知されていないということにつきるのでしょう。
300mぐらいしか離れていない長沼側にあるアイスクリーム屋さんなんかは、車の駐車場が常に満車状態で客でごった返しているというのにふらりは文字通り、たまにふらりと忘れた頃に車が入ってくるといったあんばいで、昨年のゴールデンウィークは惨憺たる結果に終わってしまいました。
ところで話は替わりますが衆議院選挙はどうなるんでしょうね。
昨年の10月頃からあまたの評論家やマスコミが予想しては消え、予想しては消え、とうとうここまできてしまいました。
戦後最悪の経済縮小・・・・マイナス4%にもなるかもしれないとか言われるような中で、国会や政府では首相の日本語能力問題、財務大臣泥酔問題から定額給付金問題、自衛隊ソマリヤ沖派遣問題、西松建設献金問題、北朝鮮テポドン発射問題、豚インフルエンザ問題などが大きく取り扱われてきました。
国民の方もそちらの方に自然と目が行ってしまいますが、経済対策で15兆円もの追加予算を組むこと、しかもそれを国債(国が国民に借金をする)で賄おうとすることなどはやっぱり地味なのか、あまり知られていないような気がします。
でも私にすればこの最後の15兆円の借金のほうがよっぽど困ったことだと思えるのです。
しかし"ふらり"の方はおかげさまで昨年11月までの営業でかなりの方々に認知されるようになり、今年の営業も楽しみではあるのですが何故開店を遅らせることにしたのか。
それはまず第一にやはり多くの人を呼ぶだけの品揃えができないということがあります。
当ファームでは生産あっての販売という視点からある程度、新鮮な地物が出てくるようになってからということを大切にしたいのです。
それから第二に同じく生産あっての販売ということから考えると、この5月というのは種まきに始まり、田や畑の段取り、すなわち良い品質のものを収穫するための極めて大事な作業を抱えているということです。
先月の天気には自然の猛威というものを痛感させられました。
4月26日には大雪、猛吹雪、当地でも"みぞれ"でうちでは最後の種まきの日でしたが、ハウス並べられた育苗箱の種籾君たちもさぞや震えあがったことでしょう。
ところがその4日後の30日には今年最高の暑さとなり、ハウスの中は蒸し風呂状態になって40℃以上に・・・・うかうかすると種が湯だって死んでしまいます。 どんなに天候が変わってもそれに対応できるようにしておかなければならないということでしょう。
色、形ではなく"内なるふらり"の認知をされんことに努めようと思います。
投稿者:taka-farm