コメッセージ 176号 2011年 01月号
本年もタカシマファームをよろしくお願いいたします。
さて恒例になりましたファミリーそれぞれの年頭所感を発表します。
まずは妻の友季子から
アラフォーからあらっという間にアラフィフの仲間入りで、そろそろお姑さんになってもおかしくない年齢だが、こればかりは自分の思うとおりにはいきません。子供達は勝手に自分の道を行き、そろそろ心の空白を埋める何か癒しを求めて行動するつもりとか....そこにはどうも夫、浩一の出る幕はないみたい。
つづいて長女の奈穂子
東京ど真ん中での仕事と暮らしは慣れると同時に、より厳しさ、辛さも感じるようになってきて何か癒しの部分が欲しくなる...例えば誰か思いっきり甘えられる超やさしい彼氏?......みたいな人とか。
長男 良平
楽しかった学生生活もあとわずかで今春からいよいよタカシマファーム6代目の後継者となり社員として第一歩を踏み出すことになる。 給与が入ったら心の癒しにいい車が欲しいとかで今から胸算用しているが、初任給はどれほどもらえると思っているのだろうか.....。
次女の美里
専門学校を優等?で卒業見込みも就職戦線で苦戦を強いられ、人生最初の試練を味わう。しかし周りの人達の応援で何とか先に光明が見えてきて厳しさの中でも人は決して一人ではなく、社会の一員として人(他人)に生かされ、癒されていることを知ったはずだが.......あの~いつまでも朝晩の送り迎えをあたりまえだとは思わないでくれ。
飼い猫の乱之介
相変わらず家族のみんなから癒しの象徴のように慕われ、かまわれて人間の年で言えば40歳にもなろうとしているなかでいささかうんざり気味か? この頃動きもどことなく、もそ~っと中年っぽくなって....かまわんといてくれ!
父、藤一郎
近頃は家の中では長いすに寝ころんでテレビの見放題、外では自分のハウスで野菜や果樹の手入れと、本当に好きなことのみやっている様子でこの年寄りに限っては癒しの必要なし....80歳台序章にして真の"自由人"となるか....。
母、スミ子
とうとう藤一郎に遅れること2年で80歳の大台に突入し、体の方もそれなりに各部の傷(痛)みが次々と露見する。 今年もその補修?で病院のお世話になりそうだが"自由人"をコントロールする役割を担わなくてはならず、心の癒しは少し我慢しつつも頭の明晰さは衰えそうもない。
最後に夫、父、息子、飼い主、そして社長の浩一
昨年、健康上の突然の大厄を家族みんなの和と力、そして皆さんの応援で乗り切ることができ、こんな風に年頭所感を述べることができることに改めて感謝。体の疲労を考えて2004年購入したバイクも手放してしまったので、今年からどんな心の旅をしようか....まずは、北海道入植から115年経ってこれから更なる100年に向かうとき、後継就農を機にタカシマファームの目指す方向(指針)の礎となる"農場理念" をお米のブランド「田園交響楽」の意味になぞらえて明文化すること.....そしてそれらが家族(社員)の理解を得て共有がなされること....他に癒しを求めながらこれを今年の大きな柱としたいと思っています。
日々の農作業での息子との2人3脚に思いを馳せ、焦らず、騒がず、跳ねず体力では到底かなわぬ自分の新たな役どころと楽しみを見いだして行こうと考えています。
投稿者:taka-farm