コメッセージ 208号 2013年 09月号
ドッカーン!......プッツッン。
あれ! 停電か?.....さて、午後の仕事に出ようかなとしていた矢先、西の方がやたら暗く、曇っていて遠くでカミナリが鳴っているなと思いきや来ましたよ、私の所にも。
雨脚も途端にに強くなり、いわゆるゲリラ豪雨というやつですね。
みるみる我が家の周囲の舗装が雨水で溢れてきます。
それでまずは情報を、ということになるのですが停電でテレビはダメ。
じゃ、ラジオだとスイッチを入れても当地の局地的天気及び停電情報を言ってくれるわけでもないので、電話で北電に問い合わせてみよう.....とかけようとするとこれまた停電でダメ。
我が家の電話はヒカリ通信でカミナリが近くになってきた際にパソコン保護のため電源、通信ケーブルを抜いてしまったのでこれまた不通になってしまいます。
最後の手段でケイタイで通話を試みるもこれまた話し中でつながりません。
幸い夜ではなかったのでローソクのやっかいにならなくて済みましたが、どれほどの規模で停電になっているのか、復旧はいつになるのか情報が欲しい!
間をおいて何回目かでつながり北電担当者の曰く、お宅の近辺一帯がただいま停電中、とのこと。
我が家だけじゃなくてちょっとホッとするも復旧はいつになるかわからないらしい。 近年は停電になることなんてめったにないことで、いざという時の備えにはやっぱり不安になりますね。
で、電気もそうですが、なにより自宅前の千歳川の増水が心配なので早速行ってみることにします。
私は札幌開発建設部千歳川河川事務所からの委託で千歳川に注ぐ支流のひとつ、旧島松川の樋門(ひもん=堤防内と外との水の行き来をコントロールする門)の操作をまかされているのです。
大雨で川が増水したときは中に入ってこないように樋門を閉じなければなりません。
私の住むところは平地で一時的な大雨でもすぐには増水しませんから、この時もさほど水かさが増してはいませんでした。
しかし山沿いの地帯では畑の土が流されたり線路が土砂で埋まり電車が一次不通になるなどたいへんだったようです。
夏にカミナリが鳴って夕立が降るなんてことは別にめずらしいことではなかったけれど、近年はその規模が半端でなく大きくなってきたようですし被害も甚大になっています。
ここ北海道でも8月末より稲刈りが始まったというニュースがありました。
当ファームでも9月半ばより始めますが、災害に遭って収穫のままならない農家もいっぱいあるなかでもう少しでゴールできそうなところまでやってきました。
天(神)への畏怖と感謝、入り交じった感情にこころがなかなか落ち着かない日々も、もう少しで終わりです。
投稿者:taka-farm