コメッセージ No.88
同学年のYさんとペアを組んで1年とちょっと、毎日毎日、一年365日のうち364 日?は練習にあけくれているというハードなクラブ活動に耐え団体戦と個人戦に 臨んだのですが、団体は準優勝という好成績で終わったものの優勝チームしか全国大会出場権が得られないために、そして個人は冒頭で書いたように途中敗退してしまったために全国大会出場という夢はついえてしまったわけです。
この時負けた相手は結局3位となり全国大会出場を果たしていますから、何か余 計に残念にも思えてきます。 毎日あれだけ練習しているのだから勝たせてあげたいとは、どこの親も皆思うこ とでしょうが、さらにもっと頑張っている子、強い子というのはいるものなのですね....。
プレーの間中ビデオを撮りつつポイントをあげる度にウォー!いいぞ!その調子、 頑張れ!と拍手喝采。
一時試合をリードしたときもあっていやが上にも興奮も高まります。
ま、今回はダメでしたがまだ2年生ということで来年まだチャンスはありそうで すし、できる限り彼女の夢が叶うように物心両面での応援をしなくてはならないと思っていますが、やれ何々の大会だ、何々の合宿だとそのたびに出費がかさみます。
年々たくましくなってゆく子供達に比べて両親のスネはますます細るばかりです。
それにしても日常の農作業から離れてこうした所に出かけてゆくのは、確かに気分転換にはなりますが、さっぱり疲労回復には結びつきませんね。
逆に自チームの選手が出る度、あっちのコート、こっちのコートと移動しながら 前述のごとくついつい力の入った応援になってしまい、大会が終了したときの疲 労感、虚脱感(特に決勝で敗退したとき)は相当なものになってしまいます。必死にプレーしている子供達には申し訳ないが、本音を言うとやっぱり温泉でゴ ロゴロが一番の休養ということでしょう.....。
ところで疲労感を高めているとてつもない大きな要因がもうひとつ..... そう、平成5年以来10年ぶりの冷害が目下のところの大問題でして、実りの悪い稲穂を眺めながら垂れるのは私の頭ばかり(9月1日現在)で、畦でため息をつきながら「いったいどれほどの実りになるのだろうか」と首を傾げてばかりです。
平成5年はたしか反収4俵にも満たなかったはずで半作ぐらいだったろうか?あのときは皆さんも平成の米騒動、店頭から米が消えたりタイ米の抱き合わせ販売等でたいへんな目にあったという記憶がおありのことと思います。
「田園交響楽」の販売を始めて8年目、今まである程度順調に推移してきました が、ここで初めての大きな試練を迎えたのは間違いありません。
平成5年よりも気温は低かったようですが、当時と違ってきららよりも寒さに強 いほしのゆめ、ほしたろう、ななつぼしの作付けとなっていますので、反収は若干多いと思われます。
が、10年前と決定的に違うのは今は自分の生産した米はそのほとんどを自分で販 売しているということです。 要するに以前は米が穫れなかったら農協への出荷が少なかっただけで済みました が、今は当ファームのお米を愛用しているお客様、一人一人に対して安定して通年供給をするという責任は可能なかぎり果たさなくてはならないでしょう。 たしかに年間何kg供給しますとかいった正式な契約はありませんが、当ファーム のお米を信用して長くおつきあいしていただいているわけですから、当然のこと と思うものです。9月の半ばになれば作柄もほぼ確定しますから、不足分の量と その確保について、次号で皆様にお話し申し上げたいと思います。
投稿者:taka-farm