コメッセージ　140号　　　2008年 01月号

謹賀新年
2008年あけましておめでとうございます 本年も宜しくお願いいたします。
　新年の幕開けにあたり恒例になりましたタカシマファーム一家の抱負というかそれぞれの生き方というか・・・・思いを述べさせていただきます。
まずは妻の友季子から
昨年は夫、浩一のイノシシにも似た暴走気味の直売店"ふらり"開店を許してしまったという苦い思いを何とか一転して、逆に営業の"主導権奪取"を目論むつもり・・・らしい。 「伝票の仕訳はこういう風にしなさい、あとでゴチャゴチャになるよ。この棚はあっちへ移動して、米の売り場はここの方がいい・・・」と指揮権発動を連発。　今年は店長!!
長女　奈穂子
長期海外滞在から帰国して上達した英会話力を生かさんと専門学校で勉強中。 資格試験も10いくつだか合格したとかで"キャリア"？の道をばく進中・・・・なのはいいけれど、靴は裏口にいつも脱ぎっぱなしだし父さんはお姉ちゃんの美味しい手料理を一度も味わったことがないような気がするんだけど～。 食べない方がいいか？。
長男　良平
週に4日しか通わなくていい超優雅な在宅大学一年生。 乗用車も独り占めで友人やら彼女とのつきあいも思いのままよ・・・ガソリン高騰・・・・授業料の支払い・・・・社会の厳しさ？そんなの関ケェね～・・・・とは言いつつも農場の仕事の手伝いはまかせて．．．．ただし時給千円で！！！ ガチョ～ン。
次女　美里
姉ちゃんのいいところ？を受け継いだか今春高校卒業後、語学研修に海外渡航する・・・・と目下準備中で、父親（私）の「日本のことも知らないのにいきなり外国もなかろう」の助言に馬耳東風のごとく聞く耳もなし。 そういえばかく言う私もひとの助言を聞く人間ではなかったか・・・・。　血は争えない。
父　藤一郎
最近とみに膝が痛むようになってきて、春から秋の自家菜園の手入れも辛くなってきた。とはいうものの相変わらずどじょう汁やカモ鍋、キノコ、ヤマイモ、ニンニク・・・果実酒など身近な材料で「食」を楽しんでいる・・・・というか、そういうものしか受け付けないというか・・・結局は単なるわがままな頑固一徹者？ でもこれが親父らしさだわね。
母　スミ子
父をアッシー君にしての定期通院がお決まりのスケジュールだが良くならずとも、悪くさえならなければといった謙虚な心持ちで毎日、花木を愛でつつ過ごしている。 硬骨漢の夫と社長である息子とのコミュニケーション交換手 としての存在は絶大で高嶋家を束ねる隠れた第一の功労者でもある。　　　いつまでも頼りにしてすみません・・・（社長弁）
飼い猫　乱之介（らんのすけ）
朝、一番に「おはよう」と家族の挨拶を受ける人気者・・・であるが故に社長の浩一からはなんで俺より先に乱之介なんだと嫉妬されるまでになってしまった・・・が、しかし決して家族に媚びることない生き様は一家の家長!!でもあると思っている浩一にとって良き手本でもあり一目置かれるようになってきた。 ニャンコ先生と呼びましょう。
夫、父親、子供そして社長の浩一
改めて自分の生き方（行き方）を見直さなければいけないかなぁと思う。 妻の友季子からは「あんたは楽な道とたいへんな道、どちらかを選ばなければならないときは必ずつらくて面倒な方を選ぶよね」と言われた。 自分の"夢"と家内や子供達の夢、父母の想いとのギャップ・・・・外に向けての私のポーズとそれを内から支えている者達との温度差がかなり大きくなってきているのを感じる。　昨年「偽」の字が選ばれるほど日本中"ごまかし"の嵐だったけれど最低限、家族の中での偽（いつわり）だけは無いようにしなければ心の「家族解散」になってしまう・・・・。昨年の二歩「進」から一歩「引」・・・・の姿勢がちょうどいいかも。