コメッセージ No.84
でも今年は昨年みたいに暖かくないですよね。確か去年の今頃は毎日好天に恵まれカラカラに田畑も乾いていたように思いますが、今年は雨が多く寒い日もあって農作業がはかどりません。水稲の苗もビニールハウスのなかでいくぶん縮こまっているように見えます(5月1日)。
ところで昨年作付けをしなかった「ほしのゆめ」ですが今年は復活させて作ることにいたしました。ほしのゆめは「ほしたろう」に置き換えるつもりでしたが食味等でいまひとつ物足りなさがあるようで、お客様の復活への要望が多かったため作ることにした次第です。
それと、きらら397は現在ほとんど買われる方がいらっしゃらないため作付けをやめることにいたしました。きららがデビューして15年....もはや過去の品種となりつつあります。
斬新なネーミングとこれまでにない食味の良さで道産米のの評価を押し上げたことについてはだれも異論のないことでしょうが、後継の品種がどんどんでてきて、さらに皆さんの「舌」がますます肥えてくるときに、やはり「きらら」の時代は終わった....と言わざるを得ません。
ただ北海道全体では今でも60%もの割合で生産されているのですが、これは大手の外食産業や冷凍米飯生産企業から価格や加工適正などで引き合いがあるためで、お米の原料供給基地として生きてゆく上では仕方がないのかもしれません。
でも私は原料生産者とはなりたくないし、こだわりの作りで直接皆様の食卓、お口までお届けしたいわけですから、取り扱いの極端に少なくなったものについて、その生産の中止についてはどうかひとつご理解をいただきたく思います。
それで今年の作付け品種は「ななつぼし」「ほしのゆめ」「ほしたろう」「ゆきひかり」「はくちょうもち」のラインアップとなります(もちろんアイガモ農法もやります)。 価格等については秋口に入り、本年の作柄がおよそ確定した段階で決定するつもりです。
話は替わって4月末に(有)タカシマファームの第1期の決算がまとまりました。それまでの個人経営とは変わって法人ともなるとやはりいろんな面でシビア(厳しく)なりますね。
特に今回は個人からの引継があった分だけいろいろと問題が出てきて、税理士さんの方も大変だったようで、「高嶋さんのようなケースは他の農業法人にはめったにないね」と言っては私にあれこれ宿題(調べ物)を出します。一年でも一番忙しいこの時期、日中の種まきを終え夜中遅く、眠い目をこすりこすりパソコンの画面とニラメッコです。
んで、決算の内容はというと...前述のように個人からの引継の関係もあり赤字でした。ま、初年度はしかたないしょと税理士さんも言ってくれましたが、来年度は是が非でも黒字にしたいと思います。
できたてほやほやの会社を語るにはキチッとした決算書の数字が全てで、個人のときのような人柄とか、家柄などというあいまいなものはありません。 ....とは言ってもちょっと抜けたところのある人が社長?だけに、はてさていったいどうなることやら。
んで、その社長の最近のできごと....仕事中にどこでどうなったかわからんうちに右足首を捻挫して、家まで数十歩のところで動けず、妻の友季子に助けられてなんとか帰宅。長靴を脱ぐこともできず、ハサミで切ってとり、脂汗を流しつつ妻に送られ病院へ。
大の男が痛っ!!いたたたた......を何連発したことか... かあちゃん...ありがとう。
投稿者:taka-farm