コメッセージ 214号 2014年 03月号
これは私が体脂肪率などがわかるという新式の体重計に乗った時に出た肉体年齢で、思わずのぞき込んで確認をしている息子や娘、家内に自慢げに言います。
みんな信じられないといった顔つきで私の顔を見るわけですが、身長、年齢等のデータを打ち込んだのは息子ですから、疑いの余地はありません。
でもさすがに私もちょっとできすぎじゃないかと思い、何故かなと考えるにまず身長の割に体重が軽い(ちなみに185cm,64kg)というのがなんといっても大きな理由だと思います....とにかく体脂肪率が低いのです。
結構好き嫌いもなく食べますが全然太れませんので、家内曰く「父さんだったら食べさせがいがないったらありゃしない.....。」
さしたる運動をしているわけでもありませんが年中、精米などの農作業もあり体を動かしていることで体の代謝もいいのでしょうか。
先日JAの行っている農家対象(受診者にJAから補助金が支給される)の人間ドックに行ったところ保健栄養士さんからも「60歳にしては血液、尿、便などの数字がみんないいですね、これからも気をつけてこのペースで頑張りましょう....」だって。
しかし昨年11月にはめまいで倒れて脳梗塞再発かとあわてて救急搬送されていますから油断はできないでしょうけれど、まずは一安心といったところです。
すぐれものの体重計や検診結果の数字で一喜一憂もほどほど参考程度にしましょう。
ところで数え年60歳というと男にとっては還暦の厄年ですよね。
それで私も節分の日に近年、初詣以外とんと縁のない廣島(ひろしま)神社に厄払いに行ってきました。
42歳の厄払い以来久しぶりに本殿に入りましたが、そういえば昭和60年3月にここで神前結婚式を挙げたんだということが、懐かしく思い返されました。
ほかに老弱男女20数名の方々の合同厄払いですので、当時の余韻に浸る間もなく私の順番が来て拝礼をしたのですが、みんな普段外出時の平服なのですね。
厄払いの後で公的な会合の予定があったものですからたまたまスーツ姿で臨んだんですが、なんか場違いな思いを抱きつつ、そうめったにあることじゃなし神様の前でキチッとした格好もいいかなと、かえって心のリセットをより深めたようにも思います。
そんななかで先月私の小中学校時代の同級生の訃報が入ってきました。
昨年の夏、還暦の同期会には不参加で体調が思わしくないという話はチラッと聞いてはいたのですが、まさか亡くなるとは....家が農家で兄弟が多くて末っ子の彼の所へは竹馬の友ならぬバイクでよく遊びに行ったものです。
仕事についてからは数年に一度クラス会等で会うだけになってしまいましたが、長兄の方の話で息子さんの結婚式を済ませたこと、そしてなにより昨年亡くなられた齢90を越えた母親の死を見届けられたことが....良かった....と言っていたそうです。
神や死を前にしての"心"と生体の数字、元氣に生きていく上でとても大切ですね。
投稿者:taka-farm